--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/05/09(Thu) レール [No.170]


私のすることはすべて
生きようとする方向へのレール

失敗したらすべてなくしてしまうから
私はそのレールに乗る

自分で敷いたレール
それでもたまには降りたくなる・・・


生きることへと自分を追い詰めて。
生きるしかないのだと言い聞かせて。


--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/05/04(Sat) ひとり上手 [No.168]



見送るのはキライ
気持ちが重たい
帰ってくるのを待つほうが好きなの

そして
つないだ手を離すまで重たかった気持ちが
離れた瞬間に軽くなる
ふらふらと遊び歩いて

部屋に戻って
ぼんやりと夕暮れを迎えて
そう、ここは私だけの部屋

帰っていく場所で
帰ってくる場所じゃない

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/05/03(Fri) ガラス張りの・・・ [No.167]


ファストフード店のテーブルで
ガラスの向こうをずっと眺めてる
店内の騒音はどこかに消えて

さわれそうでさわれない
近いようでたどりつけない
音のないあの世界

あの向こう側が現実?

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/05/01(Wed) 真実 [No.166]


居場所だと信じていたけれど
違うね
ちゃんと見たよ

ただ信じていたかっただけ。



--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/27(Sat) 十字架 [No.165]


私は私を呪い続けよう
差別の連鎖から抜け出せない私を
取り込まれそこに安穏としている私を

わたしはゆるさない

死ぬまで苦しめばいい
差別されたと思うものは相手を逆差別していることに気づかず

差別された経験ゆえに私は差別をしないと誓った人間は
差別する人間を差別する

私は私を差別し軽蔑し呪い続けよう
差別せずに生きられない自分を

死ぬまでその十字架にかけよう

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/26(Fri) 傷 [No.164]


人は誰しも
何かの傷を負っているものだから

その傷に目をふさぐ人もいる
それを直視する人もいる
何かの代償行為に置き換える人もいる

でも
隠したからといって傷そのものが消えるわけじゃない

だからあたしは
その傷を直視する
そして修復する 私が正しいと思うやりかたで

自分の傷だけをいたわるつもりはないわ
でも「かわいそうなわたし」にならないために
あたしは自分の傷口をあえて開くの

次の誰かとあたし自身に生かすためにね

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/22(Mon) MESSAGE [No.163]



この・・
「なんとなく」空虚な感じはなんなのだろう。
まだなくなるわけではないのに

形あるものはいつかなくなる
でもこのつながりに形はない

形ないものはなくならないかもしれない
形がなくても、ここに「ある」。


新しいコミュニティをつくろう
新しいつながりをつくろう


そしてあたしはメッセンジャーになる!
これがあたしの答え。

自分の声を
自分の経験を
私自身の命を

つたえる


--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/19(Fri) たんぽぽ [No.162]


地下鉄の中で
たんぽぽの綿毛がゆれていた

ふわふわ・・ふわふわ

どこからきたの
この鉄の箱のなかで

どこに根を下ろそうというの?


ふわふわ・・ふわふわ・・・かなしい


ここへきたら?この肩にとまって
外へ連れ出してあげられるかもしれない


ふわふわ・・ふわふわ・・


人ごみにまかれて 視界からしずかにきえていった

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/17(Wed) 安心を・・・ [No.161]


大丈夫だから。
まだはじまったばかりだから。

誰にだって始まりはあるのよ
そこから成長するのよ


胸をえぐるような不安を
ひとりあやす 


大丈夫だから。
みんなそうやって成長していくんだから。

あたしだって・・・・きっと・・・いつかは・・・・・・・・

外は静かに晴れた夜。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/17(Wed) 視線を [No.160]


感じるの
あたりまえだけどね 

じっとあたしを見ているその目が 82
その視線にさされるあたしは

その目を見かえす勇気がもてない
その視線にさらされて

ことばを失って ときおりたちつくす
すべての自信を失って
身ぐるみはがされたように 立ち止まって

笑ってみせた顔は 引きつってないかしら?

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/12(Fri) 休日 [No.159]


散らかった部屋の中で
ひとりでぼんやりすごしてると

いつのまにか もう 夕方・・・

どこへ行ったの?
わたしの時間は。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/08(Mon) 前夜 [No.158]


ひとり 震えている

恐怖

先の見えないこと

予想できないもの


こわいけれど
進まないわけにはいかないの

目をつぶって
息を止めて 駆け抜ける!

振り返るのはそれから・・・

こわいけれど
戻る道なんてもうないのよ

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/03(Wed) 確率 [No.157]


たとえば、学年400分の1。
市民200万分の1。
県民数100万分の1。
1億2000万分の1。
46億分の1。

かける、

宇宙時間分のこの一瞬。


あなたに出会う確率。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/04/01(Mon) 励ます。 [No.156]


だいじょうぶ だいじょうぶ
あたしはきっとだいじょうぶ

がんばれる がんばれる
あたしはがんばりがきく

不安につぶされそうで 一度くらいに眠りに逃げたって

だいじょうぶ 
あたしはきっと 「やれる」・・・

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/28(Thu) 桜が [No.155]


満開。
ガッコの並木が全部桜なの。誰も来ない超穴場。

あたしの桜も、今年は咲きました。
風が吹くかもしれない、雨に打たれるかもしれない。
でも、来年も桜は咲くの。

爛漫・・・うす桃色の花びらを撒き散らして

5年見てきたこの桜に見送られて、あたしも卒業します。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/25(Mon) その意味を・・ [No.154]

17:35
仕事場にカギをかけて

18:10
あたしは部屋のカギをあける

好きなものを好きなだけ食べて
にぎやかにテレビを垂れ流して
お風呂にはのんびり1時間つかって本を読む
上がったらお気に入りの水を飲もう
お気に入りの音楽をかけて 好きなだけPCに向かう

今日の夕方 17:40
事務室で「おつかれさま」といったあと、
あたしは明日の朝8:50
また事務室で「おはようございます」という

その間 約15時間

あたしはひとことも発しない

これが あたしが望んで手に入れた自由
そして あたしが受けとめる現実



◆2002/03/22(Fri) ひみつ [No.153]


つきとばされても ころんでも

いつか立ち上がることができるから


だからひとはつよく うつくしいのよ

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/22(Fri) ココロとカラダ [No.152]


・・・激しく乖離していく・・・なにもかも
ばらばらに引き裂かれて

あたしはじぶんがだれなのか
どのかけらがわたしなのか

混乱するの

いつかのコラージュのように
ひとつになったものをばらばらにして
まとめたように見せかけて

どうしたらわたしはひとりになれるの

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/20(Wed) 開花宣言 [No.151]


桜の花が咲いていた
枝先にちらほらと ひとつ ふたつ・・
空ばかり見上げていた私の視界をさえぎるように
みっつ よっつ・・

まだ自信なさそうに でもどこかしら誇らしげに
先陣を切って咲いている

仄白くけぶった夜空に向かって
にぶくひかる月明かりの下で
春のにおいの風に吹かれて。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/19(Tue) つなわたり [No.150]


いつだってそう

強気と弱気のあいだを
よろこびと不安のあいだを
疑いと信頼のあいだを

ぎりぎりのラインで歩いている
ほんとは一瞬だって気が抜けない

今 あたしはよろこんでいいのかしら?

手放しで・・・感情を表してしまっていいの?

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/18(Mon) 信じる。 [No.149]


本当は不安になったり
あきらめそうになることもあるし

疑ったほうが楽なことなんてたくさんあるけど

信じていたいから信じるの。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/15(Fri) 卒業式 [No.148]


今日は、ガッコの卒業式でした。
いい顔に、ふたつ会いました。

来賓受付でたちっぱなしでいい加減疲れてきたとき、
見慣れた顔。学芸員実習に来ていた学生でした。
その子、すでに決まっていた仕事を蹴って、
あたしが推薦した博物館の常勤アルバイトに決まっていました。

「きれいだね、おめでとう」
「ありがとうございます、あと、博物館の仕事、推薦してくださったそうで、おかげで決まりました」
「そう、よかった、がんばってね。報告待ってるから」
って、それだけの会話でしたが、彼女のさっぱりときれいに笑った顔が、すごく心に残りました。


さて、式も終わって、証書の授与室に学生を誘導していたとき、「先輩!」と声をかけられました。
高校の一年後輩。
「おおー、久しぶりだね」
「先輩、写真とろ、写真!」
「え、あたし誘導してんだけど(^^;」
「いいからいいから」
「んーじゃあ、ばれないようにしてよ」というわけで、ぱしゃ。
「これ、どこおくればいい?」
「ん?いいよ、ガッコ送ってくれればとどくから」

別れ際、彼女はこういいました。
「先輩、あたし、千葉へ行くの。グランドホステスになった」

6月ごろ、就職指導室でばったり会ったとき、
「あたしは航空業界で働きたい」と、いつもの強気な口調でいた彼女。
あんたならやれるよ、と、私は口に出さなかったけれど、
そう祈っていた。

よくやった、シミズ。
あんたならできると思ってた。
空港でバイトして、その魅力にハマったっていってたね。

彼氏ともばらばらになっちゃうかもしんない。
だから「うーん、よかったっていうか・・・」だったのよね?
それでも、そっちを選んだんだね。


帰りのバスの中で、涙がはたはた落ちました。
うれしくてうれしくて。あたしの目の前で、「やりたいこと」をつかんだ子がいたということに、すごくすごく励まされた。
もちろん、涙をのんだ子がたくさんいるのもこの目で見てきた。それでも・・。

ありがと、あたしのかわいい学生たち。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/15(Fri) あたしは [No.147]


血みどろになって守るべきものなんて
ひとつさえもってるもんじゃないわ

守るべきもののないあたしが
あたしから奪うことくらい簡単なのよ
今あたしを守ってくれているひとたちのことを
忘れたわけじゃないけれど

強い怒りが 自分に向いて 向いて
だれのせいにもできないなら
罰されるべきはあたししかいない

だけどあたしは自分に甘いから
罰するふりをして逃がしてあげるの

すこしいきすぎてしまったかな

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/14(Thu) 自己満足 [No.146]


いつだって友達に囲まれて
それでもあたしは一人だ なんて
孤独にひたってみせる

それはダテですか、酔狂ですか

あたしの孤独はあたしのものでしかないと
だれもわかってくれないなんて
悲劇に酔ってみたって

もう一人のあたしは知っている
その無様な酔っ払いの姿を
滑稽な悲劇 劇 そう あくまでもそれはつくりもの

さあ どっちにする
どちらを抹殺すれば

本当のヒロインは一人しかいないのよ?

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/13(Wed) 異物 [No.145]


ときどき なにもかもいやになるのよ
すべてがうっとうしくて
何もかも投げ出して自分の中にとじこもっていたいの

だけどあたしはひきずりだされる 外に社会に

それに抗うほどの力さえ
あたしにはのこっていない

じっと自分の根幹にあるものを見つめてる

なじめなさ
どこにいてもうけいれられない

異質


--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/11(Mon) 傲慢 [No.144]


晴れた青い空が広がったあたたかい日
過去ばかりが胸をよぎって あたしは空を見上げる

この同じそらの下で
ねえ、あたしを覚えている?


あたしを思い出しなさいよ 
夜中に呼吸が止まって 何度も目覚めるあたしのことを

そして死ぬほどの後悔をあじわいなさいよ ほら ほら!


あたしは思い出したりなんかしない
あなたが苦しんでいる間・・・あたしはあんたたちの100倍の幸せを享受してやるわ!

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/11(Mon) これでいいの? [No.143]


恨みと罪悪感、
そして人からかけられる愛情、

あたし、それだけで生きている気がする。

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/08(Fri) ちょうちょ [No.142]

知ってる?
ちょうちょの羽にコーラをかけるととけちゃうんだって。

はねのないちょうちょ


はねがとけたとき、痛かった?

--------------------------------------------------------------------------------
◆2002/03/06(Wed) 朝がくるよ [No.141]


怖いよって
わけのわからない不安に怯えてる
東向きの白い部屋で
うす青い明け方に

世界が青く光る
いちばんうつくしいはずの時間に

ほの青く染められた部屋の中で